作品概要
『ガンフロンティア』 は、松本零士による日本の漫画及び、それを原作とするテレビアニメである。1972年から1974年まで『プレイコミック』(秋田書店)誌上で連載。その後、秋田書店より文庫版全3巻 、文庫版全2巻(1999年)などが発行されているほか、2014年にeBookJapanにて全3巻で電子書籍化。秋田文庫(新版)の第2巻には、眼鏡のガンマン、トチローが登場する読み切り西部劇『西部長屋人別帖』が、“ガンフロンティア外伝”という副題付きで収録されているが、『週刊少年サンデー』1972年8月27号の雑誌初出時に副題はない。
あらすじ
ここは大西部のガンフロンティア。トチローとハーロックの男2人、そして金髪の美女シヌノラのいつ果てるとも知れない旅は続く。トチローとハーロックはアメリカに漂着した日本人の子孫であり、幼い頃に騎兵隊の襲撃で日本人集落イエロークリークを追われ、散り散りになった同胞を探すために旅を続けていた。同族を裏切って白人社会を楽しんでいる日本人や、騎兵隊への怨みから悪事に走った者にも幾度か出会い、トチローたちは心中複雑。シヌノラが日本民族の抹殺を企てる組織の一員と勘づくも、トチローたちは豪放にも3人旅を続けるのだった。 日本人の剥製を作っている女医サン・ダウナーズと関わったことで、イエロークリークを脱出した日本人のリーダーとされる老人ヒジカタの居場所を知るが、ヒジカタは追っ手から逃れるため腹を切って自決していた。乱交まみれの町に立ち寄った際、トチローは黒髪の女性ミス・イザナミから、日本人の居場所を日本語で記した重要な地図を入手する。それを知った組織はシヌノラの数々の背信行為を見逃す条件に、地図を翻訳するか目的地を突き止めるよう指示するが、すでにトチローたちに情が移っていたシヌノラは、これを拒絶して組織の使者全員を射殺。 旅を続ける中で、トチローとハーロックの人種を調べに来た日本人の女忍者と接触したり、サムライを名乗り日本刀を持つ一党に遭遇するが、人間不信になっている彼らになかなか信用してもらえない。また、シヌノラを誘拐した巨体の荒くれ者リトルビッグペニスを苦戦の末に倒すものの、彼が日本人の情報を持っていたことを後で知ったトチローは、殺してしまったことを後悔する。 やがてイザナミの地図に書かれていた町を経由して出会った日本人孤児グループから、子どもらの姉や母親たちがロッキー山脈の向こうへ行ったことを聞かされ、女だけで厳しい太平洋を渡り日本へ向かったことが分かる。孤児たちは元気よくロッキーを超える馬車の旅に同行するものの、山越えの厳しい寒さで全員死んでしまう。落ち込むトチローは海辺で、逃亡に失敗した日本人が遺した一隻の小舟と、そこにあった僅かな備蓄食糧を発見した。トチローは死をも覚悟の上で、広大な太平洋を小舟で渡る決意をする。シヌノラの胎内に己の子を託し、ハーロックたちとニコヤカに笑いながら別れ、トチローは単身ガンフロンティアを船出するのだった。
単行本一覧
| # | 発売日 | ISBN | 価格 | 頁 | レーベル |
|---|---|---|---|---|---|
| 1巻 | 1975-06-20 | 490円 | 234 | TOPコミックスシリーズ | |
| 1巻 | 1976-12-20 | 196 | 秋田漫画文庫 | ||
| 1巻 | 1988-03-25 | 425310830X | 358 | 秋田コミックス・セレクト | |
| 1巻 | 1999-02 | 4253174612 | 295 | 秋田文庫 | |
| 1巻 | 2017-06 | 9784253236324 | 182 | チャンピオンREDコミックス | |
| 2巻 | 1977-01-20 | 197 | 秋田漫画文庫 | ||
| 2巻 | 1988-05-25 | 4253108598 | 343 | 秋田コミックス・セレクト | |
| 2巻 | 1999-04 | 4253174620 | 411 | 秋田文庫 | |
| 3巻 | 1977-02-20 | 198 | 秋田漫画文庫 |